木造建築

木造建築に対してどのようなイメージを持っていますか。
木造建築は火に弱い?
木は折れやすいから地震に弱い?
腐朽やシロアリ被害による倒壊なども心配です。
木造建築は耐久性がなく虫にも弱い?

案外火に強い

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木材が燃えた時、まず表面が炭化します。
この炭化した部分には断熱効果があるので、周囲が高温となっても木材の内部に火が燃え進むのを遅らせる効果があります。
木造だからといって火事になってもすぐに家が燃え落ちるということはないのです。
太い木材を使うことで燃え広がりにくい造りにすることが出来ます。

木は粘り強い

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木と鉄、どっちが丈夫かという質問をされた場合、ほとんどの人は鉄と答えるのではないでしょうか。
強度と一口に言ってもいろいろな種類がありますが、実は木材というのは比重が小さい(軽く加工しやすい)割に強度が高い材料です。
圧縮強度(押し合う力に対する強さ)ではコンクリートの5倍、引っ張り強度(綱引きのように両側から引っ張る力に対する強さ)で鉄の約4倍。
地震の揺れは建物の重さに比例して大きくなるのですが、きちんと設計施工された同じ大きさの建物であれば木造の揺れが一番少ないのです。
木造建築の頑丈さは何百年も前の木造の神社・仏閣が日本各地に残存している点でも立証されています。

でも虫には弱いんでしょ?

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検索ウインドウに「木造」と打てば「木造 シロアリ」と予測入力が出てくるほど木造建築へのシロアリ対策は気になるところ。
確かにシロアリによる被害で柱などが脆くなり、倒壊してしまうという話を耳にします。
また木材の腐朽も気になります。
シロアリの多くは水で濡れている木材のみを食害するので、木材を常に乾いた状態にするか、濡れてもすぐに乾くよう環境を整える事で被害を避けられ、また腐朽の防止にもつながります。
また対腐朽性のある樹種・部位の選択、防錆防蟻剤の使用で回避することが出来ます。

すぐれた調湿効果

日本の気候の特徴「高温多湿」、夏はじめじめと暑く冬は乾燥して寒い、そんな環境で快適に暮らすには湿度対策がかかせません。
木は湿度が高くなると湿気を吸収し、乾燥すると湿気を吐き出すというすぐれた調整機能を持っています。

木造建築とは決して弱くて不便なものではなく、日本の風土に合った建築方法なのです。